お知らせ

「峨駒の古典的スピーカーの調べ」は”木下惠介記念館”で行っております。
こちらのブログは技術的な記事に限定して書いておりますので、以後、イベントのお知らせはこちらのページにて行います。古典的スピーカー+墨汁抵抗+ECMフォノピックアップ

当ブログは作者「峨駒」のオーディオ技術メモです。
主な内容

2013年1月27日日曜日

ECMフォノピックアップ(自作カートリッジ)のその後など


昨年の11月下旬ごろですが、初めて市販のスタイラスを使いました。

東京宝石のロネット針です。
サファイアなのですが、耐久時間は200時間と書いてあります。
スタイラス自体も大きめに削ってあり、カンチレバーはブリキの板なので曲げたり切ったり、容易に出来そうです。重針圧にも耐えられるでしょう。



振動板の先端に透明なスタイラスが接着してあるのはお分かりでしょうか。
振動板はピアノ線を軸としてバタフライバルブのように運動します。

市販のスタイラスは硬いうえ、さらに音溝にかなりぴったり収まるので、振動のエネルギーが大きいです。ですからダンピング不足ですと大きく歪ます。縫い針の方がおとなしくてコントロールはし易いのですが、歪まずにトレースできればやはり情報量は格段に多いです。

ダンピングは以前から申しておりますが、あまりしたくない。
ダンピングを強めれば大振幅で歪がなくなりますが、「弦楽器が細くてつやが無い」という問題に悩まされます。

大振幅で歪む現象は物理特性が上がれば大部分は解消される問題だと思います。
受け軸部分やスタイラスの接着など、まだシェイプアップ出来そうです。もっと軽くて強度のある方法を考えて見ます。

ちなみに、このバタフライバルブ型の振動板はかなり好成績です。
しばらくはこのバタフライバルブ型を追い込んで見たいと思います。








重量級の超ロングアームの復活です。
そもそもハイブリッドピックアップ(自作カートリッジ)はコンプライアンスが低いので、アームの質量は大きいほうが絶対良いはずです。その代わり針圧は6グラム程度必要です。
以前吊っていたワイヤーが切れて落ち、割れたのですが、接着して復活です。
支持方式は変わりました。支持点の強度が無いと折角の重量を生かせないし、第一ふらふらだと心配です。


2013年2月7日

バタフライバルブの物理特性向上を狙い、キックバネによるセンター保持に切り替えました。
キックバネは0.2ミリのポリウレタン銅線です。もちろん真鍮やバネステンレスのほうが良いですが、同じぐらいのバネレートで考えると0.1ミリ以下になって、手に入れるのが難しいです。


キックバネの重量はありますが、シャフトの中心に近い部分にありますので、バタフライ運動の慣性モーメントは格段に小さいと思われます。ストロークの小さい高音部分の向上が出来ます。
紙アーチに比べるとバランスが良くてほぼ割れずに再生できます。
ただ、シンバルのシュワシュワ~というやつは苦手です。再生できないわけではありませんが、CDの音に比べるとかなり荒っぽいところがあります。でもピアノの伸びはこっちのほうが格段に良いし、ベースもこっちが上です。音階が確りしていて弦ぽさがでています。

ところで、現在は紙ターンテーブルではなく、木製ターンテーブルを使っています。
重量級アームにはやはり確りした支えが必要で、以前使っていたものをまた引っ張りだしてきました。これは、モーターと軸受けがマイクロ社製なので、半自作です。

2013年2月現在、スピーカーユニットは秋月さんに売ってる2個で500円の激安ユニット(F77G98-6)です。WM-61Aのついでに買ったものです。
ハイブリッドピックアップ(自作カートリッジ)がじゃじゃ馬というのもありまして、自作フィールドコイル、竹ボビンスピーカーは壊れました。直すことも出来ますが、500円のユニットでも結構いい感じなんですよね。(実験用には)費用対効果を考えると、スピーカーユニットよりもピックアップシステムにつぎ込んだほうが得策ではないか?と感じています。しばらくは激安ユニットでいいと思います。



2013年2月26日

今まではトーンアームと一体型のピックアップばかりでしたが、使い勝手も考えればカートリッジ式の方が断然いいですね。
という訳で、カートリッジ式に変えました。

写真がピンボケで申し訳ありません。
縦振動はサスペンションで吸収させるような構造になっています。
バタフライバルブ式振動板は縦振動に対して全く追従性が無く、レコードの反りやステレオ盤の斜め振動成分の対策で追加したものです。

まだ大きいですが、最終的には普通のユニバーサルアームに取り付け可能なくらいに追い込んで行きたいです。




現在、最も音の良いユニットです。
ほとんど同じ構造で幾つか作ったのですが、音がまちまちで、困ってます。
自然素材ですから、多少の個体差は出来て当然ですが、もう少し粒が揃って欲しいです。
原因究明は少しずつ行っています。

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