お知らせ

「峨駒の古典的スピーカーの調べ」は”木下惠介記念館”で行っております。
こちらのブログは技術的な記事に限定して書いておりますので、以後、イベントのお知らせはこちらのページにて行います。古典的スピーカー+墨汁抵抗+ECMフォノピックアップ

当ブログは作者「峨駒」のオーディオ技術メモです。
主な内容

2013年8月3日土曜日

ECMフォノピックアップのシャフトとキックバネ



ただいまシャフトとキックバネの最適化に取り組んでいます。
シャフトとキックバネの直径、素材、物理強度によって音が変わることは以前から気づいていました。
しかし、0,3mm以下の線は普通には売っていないので、銅線や真鍮線などの柔らかい素材を使って物理強度を下げる方法をとっていました。

しかし今回ワイヤーロープの素線を使うことを思いつきました。

左から1,0mm、1,2mm、1,5mm、2,0mm、2,5mm

7本×7本よりなので、9で割ると素線の直径です。


素線は縒った状態で熱処理してあるので真っ直ぐに伸ばすには再び熱処理が必要です。
左は熱処理を終えたもの、右は未処理。

熱処理は電流を流して電熱線のように赤くするのがベストだと思いますが、適当な電源が無いのでコントロールできないため、ガスコンロで決行しました。
コツをつかめば問題なく出来ます。とても細いので局部的に熱が入りすぎないよう注意することです。

まずまずの音で鳴っていますし、実験は成功といっていいでしょう。ワイヤーの素線が使えると分かれば、今後はちょうど良い直径のシャフトを探すのに苦労しなくてすむので、大収穫といえます。