2009年6月6日土曜日
竹製ボビン
竹はかなりの伝播速度です。
これを最大限に生かすには、自然の形をそのまま使うべきでしょうね。
幸いにも、1インチのボビンと同じくらいの太さの竹は、沢山あります。
写真は加工している所です。
外側を削る方が、仕事としては遙かに楽ですが、繊維の密度は外側のほうが多い為、内側を削ります。
ノミで荒く削って、ルーターで薄くしていきます。
ボビンだけなら入りましたが、コイルを巻くのでもう少し薄くしないとだめです。
自作というのは量産に不向きな、手間の掛かる作業を惜しみなく出来ることが良いです。
音は好いけどボイスコイルが短くなったため、アンプに負担がかかるみたいです。
2014年 追記
その後しばらく使って気づいたことが幾つかあります。
竹ボビンは熱により膨張するので長時間使うとボイスタッチすることがあります。
もともとギャップは広めに作りましたが、これでも不十分だったようです。
ギャップを広くとるということは磁束密度が下がり、音はもっと低域にシフトするはずです。
小さめの平面バッフルで静かにならすのは理想的だと思います。
我が家の竹共鳴管をならすにはやや力不足です。
2014年現在、2つ作ったうち一つは完全にボイスタッチしたので分解してしまい、もうひとつはあまり使わず保存してあります。
2009年5月28日木曜日
仮組
コイルは巻き方が汚くて、当初の計算より2割も短くなりました。
その分電流が多く、すでにエナメル線の定格をオーバーしています。
30分でお風呂の湯位、1時間で触れない位になります。ちょっと流しすぎかもしれません。
磁力は申し分なく強いです。
ペンチが張り付いて取るのに苦労します。
すごい磁力なので、早く音を聴いてみたいと思い、仮ですが、コーンを付けてみました。ボイスコイルも今までの物を使いました。
ところが、音は予想外で、優しい音です。
とてもロナーレンジです。
聴きやすいいい音なのですが、もう少しパンチ力が欲しい感じがします。
原因は、ギャップの幅にあるかもしれません。
工作制度に自信がないので、ギャップは広めに取っておきました。
これ以上電流を食わせる訳にもいかないので、コーンの形で何とかしようかと思います。
励磁型スピーカー
2009年5月2日土曜日
Sound field 「關」KAN Listening room
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